Speed meter

EVO以降のランチアデルタのスピードメーターは電気式である。 これがまた凝ったことをしていて、電脳的には興味をそそられるが、そこはそれイタリア製の宿命、壊れます。 抵抗器が黒こげですね。DCモータの駆動用のトランジスタも故障しています。 動作を簡単に説明すると、車速センサーからのパルスとメータ側のDCモータの回転センサーからのパルスを比較して、車速に合わせてDCモータの回転数を制御する仕組み。 PLLと呼ぶ電子回路です。
で、DCモータで動かしているメータドラムや距離計のギアが油切れや磨耗で堅くなって、モータが過負荷になると、それにも負けじと制御回路は、燃え尽きるまでモータを動かそうとするわけです。 燃えちゃダメだよイタリア製。

以前に全く同じ仕組みのメータがAlfa75*1で、同じ症状だったので、トランジスタと抵抗器を交換して修理。 自作の疑似車速信号発生器で車速を確認して完了です。

160km/h走行中!

*1:75のオーナー曰く、壊れる寸前にメータパネルにのろしがあがったそうな...ありえる。