マウナケア

もともとは自分でクルマを借りて自力で山頂まで登るつもりだったのですが、四輪駆動車でも山頂付近では苦しい(悪路であるのと空気が薄いのでエンジンが不調になるらしい)のと法律上は許可された車両以外は登れない(実際には入って行けるのだけど)ので事故が発生した場合に保険がおりない。などのリスクを避けるためと、かみさんが望遠鏡の機械を見るより星そのものを見たいと強く希望したので、ツアーを申し込むことにした。
ネットで調べるといくつかのツアーがかかったけど、日本語で解説が聞けると言う点とネットでの評判から『太公望』さんのツアーを申し込んだ。

太公望のクルマとスタッフ

1時半ごろにピックアップ、その後他のホテルで何名かピックアップし国道11?号を北へ、180号、190号と通り、途中からsaddle roadと標識のある道を東へヒロへ向かう丁度中間地点ぐらいにマウナケアへの登山道があるのでこれを北へ向かってどんどん登って行く。 耳がつんとするほどの登り方だ。
出発から約2時間、標高2800mの「オニツカセンター」に到着する。一気に4200mまで登ってしまうと最悪は高山病にかかるそうで、身体を慣らす意味と食事をかねてここで約1時間休憩をする。 この時すでに雨が降っておりチト心配したが、山頂に上がれば雲の上なんだし大丈夫かなと楽観的なボク。

ここ2800mから3500mの間は未舗装ダートが続きけっこうきつい(つくづくレンタカーでやってこなくてよかったと思う)。濃い霧でしかもガードレールのない崖はやはり恐い。

3500mを過ぎるとまた舗装道路になる。この地点でもまだ霧と雨。

ついに『すばる望遠鏡』まで到達。 ここでもまだ霧と雨。

日没後、気温が下がると雲が下に降りるということなので、しばらく待つが雨が強くなり、レンジャーから下山するように勧告され、「オニツカセンター」まで降りる。その後も観測ポイントを数地点移動するが、どこも星を見れるような状況になく、断念してホテルに戻った。 チャンチャン。
一年のうち350日ぐらいは晴れているっていう場所にいってこの天気です。よほどボクの普段の行いが悪いのでしょうかねぇ。

ホテルに戻って、デイパックからペットボトルを取り出してびっくり。こりゃ空気薄いわけですわ。 ちょっと小走りしただけでクラクラしてたし。

そうそう、オチはね。
ツアーの最後に『太公望』さんが、あんまり何も見えなくて気の毒ってことで、『次回無料参加券』をくれました。 
     もう一回ハワイまで、来るのかボク...